心臓が全身に血液を送り出す時に血管壁にかかる圧力を血圧と言います。心臓は収縮と拡張を繰り返しながら血液を循環させます。
収縮した時にかかる最も高い圧力を収縮期血圧(最高血圧)、拡張した時の最も低い圧力を拡張期血圧(最低血圧)と言います。
人間の体には寒さなどで体温が(急に)下がると血管が収縮するというメカニズムがあります。加えて、冬場は鍋をはじめ濃い味の料理が増え塩分を摂り過ぎる傾向となり、また、汗をかかない為体内にナトリウムが過剰に蓄積されます。その為冬場は必然的に血圧が高くなりやすくなるので元々血圧の高い人は注意が必要です。高血圧の人にとっては脳卒中や心筋梗塞などの合併症を起こしやすい危険な季節となります。
よって、冬場の朝のトイレ、風呂場の脱衣所、暖かい建物から外へ出たときなど、急に寒くなるところではより注意が必要となりますので気を付けましょう。